メダカは、品種改良が進み鮮やかな色や美しい姿で人気のある観賞魚です。
その丈夫さと容易に飼育できることで初心者から上級者までの飼育者に愛される理由の一つですが、メダカの健康を維持するためには、適切な水質管理が不可欠です。
この記事では、メダカの飼育において重要な要素である飼育水をメダカ飼育初心者にも分かりやすく「良い水」と「悪い水」に分けて解説していきます。
良かったら最後までご覧ください。
メダカ飼育での良い飼育水とは
良い飼育水とは飼育環境にもよりますが、基本的にはつぎの4点です。
Good
- 綺麗な水質
- 安定したpH
- 安定した水温
- アンモニアと亜硝酸塩が少ない
それぞれ見ていきましょう。
綺麗な水質
メダカは幅広い水質に強い魚ですが、基本的には小川や田んぼに住むような繊細な魚です。
きれいでクリアな水を保つことが健康な成長に欠かせません。
不純物や浮遊物を排除し、定期的な水替えを行いましょう。
フィルターシステムの導入も有効です。
エアレーションすることで水の循環が発生して飼育水が痛むのを緩やかにできるのでオススメ。
適切なpH
メダカは一般的に中性から弱酸性の水を好みます。
pHの範囲は約7.0から7.5が理想的です。
水質の変化が少ないように注意し、安定した状態を保ちましょう。
特に大雨で大量の雨水が入ると急激なpHの変化がおこりメダカの負担になります。
なるべく大雨が入らないように対策をしましょう。
適切な水温
メダカは水温が約20℃から26℃が適しています。
水温が35℃程度なら耐えることが可能ですが、耐えさせるのは可哀想ですよね。
水温が一定に保たれるように飼育容器を大きくして飼育水を増やしたり、スダレやシェードで日陰を作るなど高水温対策をしましょう。
冬の凍結するような水温でもメダカはじっとして耐えています。
さすがにすべて凍ってしまう状況ではダメなので、季節に応じて移動できたら一番良いですね。
アンモニアと亜硝酸塩が少ない
アンモニアと硝酸塩はメダカにとって有害な物質です。
定期的な水替えや過剰な餌の与え過ぎを避けることで、これらの有害物質を最小限に抑えましょう。
また、フィルターの導入や水草を入れることで水質の維持に役立ちます。
アンモニアや硝酸塩は目で見ることができないので、測定するために試薬などを準備しておくと良いですね。
メダカ飼育での悪い水とは
悪い水とは良い水の逆となります。
Bad
- 汚い水質
- 不安定なpH
- 不安定な水温
- アンモニアと亜硝酸塩が多い
汚い水質
汚れた水はメダカの健康に深刻な影響を及ぼし、病気の原因となる可能性があります。
食べ残しや排泄物をこまめに取り除き、水質を保つことが重要です。
簡単な見分け方として、油膜が浮いていたり、餌が広がっていかなければ汚れていると判断できます。
不安定なpH
普通に飼育しているなら大雨意外で急激なpHの変化は考えにくいですが、子供が何かを入れることもあります。
不安定な水温
水温が急激に変化すると、メダカはストレスを感じることがあります。
特に冬場や夏場の水温管理には十分な注意を払い、水温の急激な変動を避けるようにしましょう。
アンモニアと亜硝酸塩が多い
アンモニアと硝酸塩はメダカにとって有害であり、高濃度の存在は魚の健康を脅かします。
水質テストキットを使用して適切な濃度を保つか、定期的な水替えを行いましょう。
この記事のまとめ
メダカ飼育での水質管理は、健康で活発なメダカを育てるために非常に重要です。
良い水と悪い水の違いを理解し、適切な水質を維持することで、メダカはより快適な環境で成長し、長く生きてくれます。
定期的な水換えやフィルターを使用することで水中の不純物を取り除きましょう。
また、適切なpH値と水温を維持することも欠かせません。
メダカは中性から弱酸性の水を好み、約20℃から26℃の水温が適しています。
さらに、アンモニアと亜硝酸塩の低減も重要なポイントです。
これらの有害物質はメダカの健康に悪影響を及ぼすため、定期的な水替えや適切な餌の与え方を心掛けましょう。
メダカ飼育は初心者から上級者まで楽しめる趣味ですが、水質管理が楽しめる鍵を握ります。
定期的な水質テストと水替え、適切なフィルターシステムの使用、そして過剰な餌の与え過ぎに気を付けることが重要です。
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