メダカ飼育にエアレーション(ブクブク)は使う?使わない?

メダカにエアレーション

メダカを飼育するのにエアレーション(ブクブク)をしたら良いのか、しない方が良いのか疑問に思う人もいると思います。

エアレーションは絶対した方が良いって言う人もいれば、絶対しない方が良いって言う人も…

メダカを初めて飼う人はどっちの意見がメダカにとって良いのか?って思いますよね?自分もそうでした。

今回はそんな人のために自分なりのメリット・デメリットを書いていきます。

ちなみにうちの飼育環境はエアレーションをしています

プラ舟

プラ舟のエアレーション

ビオトープ

ビオトープのエアレーション
ビオトープのエアレーションその2
目次

メダカはエアレーションが無くても生きていける

まず、メダカ飼育するうえでエアレーションは絶対に必要か?って言われるとそうではありません。

そもそもエアレーションが絶対に必要ならメダカの飼育難易度はそうとう高くなりますよね?そうじゃなく簡単に飼えるのもメダカの魅力だと思います。

じゃあ何故メダカ飼育にエアレーション(ブクブク)が必要だと言う人が居るのでしょうか?

結局どうしたら良いのか?って悩んでしまいますよね。それでは見ていきましょう。

エアレーションをする理由(メリット)

エアレーションをする理由(メリット)としては次のことがあげられます。

  • 水中に酸素を供給
  • 水温の上昇を抑える
  • 水質の劣化を抑える

だいたいこの3点ぐらいですかね~水面の油膜を抑えることにも活躍しますが、水質の劣化に分類しました。

水中に酸素を供給

エアレーション(ブクブク)をする理由として皆さんがすぐに思いつくのは水中に酸素を供給するためだと思います。

でも上でメダカ飼育はエアレーションが無くても良いって書きました。どういったときにエアレーションが必要なのでしょうか?

  • 容器内にメダカが多くて過密状態になっている
  • 水草が多かったりグリーンウォーターの色が濃くなったりしている

容器内にメダカの飼育数が多くなっていると、1匹あたりの必要酸素量が足りなくなり飼育水の酸素濃度が低下し、最悪の場合酸欠状態で死んでしまいます。

過密飼育はあまり良いことではないのですが、そういった酸欠を防ぐためにはエアレーションは効果的です。

1匹につき1リットルが良いって言われていますね。

水草が多かったりグリーンウォーターが濃いと同じく酸欠になります。

水草は皆さんご存知のとおり昼間は光合成で酸素を作っていますが、夜は逆に呼吸により酸素を消費します。

グリーンウォーターの正体は植物性プランクトンなので、水草と同じように夜は酸素を消費してしまうのです。

夜中にメダカの観察をしてみて水面でパクパク口を開けて泳いでいたら、それは酸素が少ない状態の合図なので、何らかの対応をしてあげましょう。

水温の上昇を抑える

エアレーションには水温の上昇を抑える役割も果たします。

まぁどれだけ抑えるか?って言われたら気持ち程度ですけどね。

エアレーションをすることで、水中に水流が発生します。

そうすると、対流によって水温が均一化するのと、エアレーションの飛沫が弾けたときに僅かにですが水温を下げます。

夏場に打ち水すると気化熱で温度が下がるのと原理は一緒です。

水面が波打つことで空気との接触面が増えて放熱量も増えるのです。

水温の上昇を防ぐには遮光も重要です。

>>すだれを使った日除け対策<<

水質の劣化を抑える

水は動きがないと段々と劣化していきます。

流れがない溝や沼なんかは水の色が汚いですし変な匂いがしますよね?

エアレーションをすることで容器内に水流が発生して、水が止まった状態を防ぐことができます。

餌のあげすぎなどで、水面に油膜が張っている人もいるかと思いますが、エアレーションをしたら水面が動き、水面の油膜もなくなりますよ。

メダカの飼育水を作っているのはバクテリアっていう記事を書いていますが、そのバクテリアのためにも酸素(エアレーション)が必要です。

酸素を供給する理由としてバクテリアが酸欠で死滅することを防ぐ理由もあるのです。

ビオトープのメダカ

エアレーションをするデメリット

エアレーションを使わない派の人は、エアレーションをすることで水流が発生してメダカが弱るって意見です。

確かにメダカは水流に向かって泳ぐ習性があります。常に水流が発生していると、メダカは泳ぎ続けるので弱るかもしれません。

メダカは本来流れの弱い小川や田んぼに生育する魚ですからね。

特に病気で弱ったメダカや稚魚は水流による影響を特に受けやすいので注意が必要です。

デメリットというと自分が思い浮かぶのは、水流が発生するってことぐらいでしょうか。メリットの方が多いですね。

エアレーションで発生する水流といってもエアーの量を少なくしたり泡の小さいストーンを使ったりすることで水流を弱めることもできるので、調整したら良いってことです。

エアレーションをするためにエアーポンプなどを準備しないといけないのも人によってはデメリットですね。

エアレーションは一年中しているのか?

うちの飼育環境は屋外飼育です。

エアレーションをしているのは3月初旬から11月初旬ぐらいの期間になります。だいたい春先から冬前までですね。

エアレーションをしなくても、水温が低くなるとメダカやバクテリアの活動量が低くなり酸素の消費量も低下するからです。

それに冬はメダカも冬眠するので無駄に水流を発生させたくないので。

エアレーションに使用しているポンプなど

それではうちで使用しているポンプなどを紹介します。

エアーポンプは本来浄化槽などに使用されるブロワーを流用しています。

安永エアポンプ

エアストーンは消耗品なので、そこまで高いやつじゃなくても良いって思ってますので100円均一で売ってるストーンやAmazonで安くてたくさん入ってるストーンを使用しています。

Amazonのエアストーン

エア配管は塩ビパイプを活用し、塩ビパイプに一方コックを取り付けています。

エアー配管

エアーチューブはシリコンタイプって書いてるものを当初使用していましたが、最近ダイソーでシリコンのエアーチューブを売っているので、それを使用しています。

固くならないし使っていて不具合もないのでダイソーのエアーチューブは良いと思いますよ。

ダイソーのエアチューブ

ダイソーのエアチューブについて追記

屋外で使用していると直射日光の当たる場所だと1年ぐらいで固くなるか穴が開きます。

エアチューブも消耗品ですし、110円で買えるので文句はないですけどね。

この記事のまとめ

結局のところエアレーション(ブクブク)が必要かどうかは飼育環境に左右されます。

小さい飼育容器で過密状態だと当然水中の酸素量も減りますが、数匹しかいないのであれば自然に溶け込む量で大丈夫です。

一般的に言われる1リットルに対して1匹程度の飼育数ならエアレーションも必要ないかもしれません。

ですが夏場など気温が高くなり飼育水の水温も高くなると経験上2リットルに1匹ぐらいにする必要があると思います。

水温を高くするには遮光が効果的ですので、エアレーションを設置できない方は遮光をオススメ。

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