メダカを飼育していると、意外と大変なのが水換えです。
直接水道水を飼育容器に入れるとメダカやバクテリアにダメージを与えてしまうので、塩素(カルキ)を抜いてから入れないといけません。
毎回バケツなどに水道水を入れて、カルキ抜きを入れてを繰り返していると大変なので、メダカ用に浄水器を購入しました。
AQUA GEEK Simpleを購入した理由
メダカ用で購入しましたが、普通は熱帯魚やエビ用に使用している人が多いのだと思います。
色々種類があったのですが、今回AQUA GEEK Simpleを選んだ理由を紹介します。
毎分14リットルの水道水を通水できる
毎分7リットルの塩素除去能力がある製品が多い中、このSimpleは毎分14リットルの塩素除去能力があります。
カタログ数値なので、実際にはもう少し多めの除去能力があるとは思いますが、たくさんの飼育容器があると、水換えだけでもかなりの時間を要すので除去能力が高いのは魅力です。
はっきり言ってこの通水量が毎分14リットルってことだけで、この製品を購入したみたいなものです。
基本的に毎分の除去能力以外はどの浄水器も変わらないですからね…
浄水器を使用することで良かったこと
今回浄水器を購入して良かったことを紹介します。
給水がかなり楽になった
当たり前なのですが、浄水器を通すことで塩素(カルキ)が抜けているので、なにも気にすることなく、そのまま飼育容器にシャワーホースで給水できます。
しかも普通の散水用ホースを使用することができるので、新しく用意するのはアタッチメントだけで良いのです。
いままで何回もバケツに中和剤を入れて運んでの繰り返しがなくなったのはかなり大きいですね。
中和剤の量を気にせずに良くなった
中和剤は文字通り塩素(カルキ)を中和(化学反応)させて無害化させていますが、規定量よりも多かったり少なかったりすると、塩素が抜けてなかったり様々な物質と反応する可能性があったりと、生き物にとってはあまり良いことではなかったと思います。
ですが、浄水器なら化学反応による中和ではなく除去なので、安全に無害化された水を使用することができます。
塩素(カルキ)以外の物質が除去できる
水道水には雑菌の繁殖を防ぎ消毒のために塩素(カルキ)が含まれていますが、その他にも配管から溶け出した金属分(サビや鉛)などが含まれています。
それらの物質も自然界にはあまりない物質なのでメダカにとってはあまり良いものではありません。
浄水器を使用することで、それらの物質も除去することができるためメダカに優しい飼育環境が作れます。
AQUA GEEK Simpleを使ってみた感じ
数値以上に大きく感じる
箱も結構大きかったのですが、本体も大きいです。置く場所に若干困る感じもあるので、購入しようと思っている人はサイズを確かめた方が良いです。
カタログ値
- 幅30センチ
- 高さ36センチ
- 奥行き13センチ
奥行きや高さは変わりませんが、幅はホースを接続したりアタッチメントを付けるとさらに広がります。
付属のホースは太いタイプのホースです。(内径15ミリ)
ホースバンドはダイソーの手締めタイプでも大丈夫でした。(付属のものはドライバーが必要)
通常の散水ホースよりも太いのでアタッチメントを購入する際は注意が必要です。(自分は無理やりハメました…)
水業界では入る側がメスで出る側がオスなので、接続を間違わないようにそれぞれアタッチメントを設定。
塩素が除去できているかチェック
残留塩素テスターが2本入っているので、残留塩素のチェックができます。
使い方は流水に20秒間残留塩素テスターの先にあるフェルトを浸します。とりあえずまずは水道水でチェックしてみました。
20秒浸すまでもなく水道水に触れた瞬間にフェルトが紫色に変色しました。
次は浄水器での確認になります。水道との接続は写真のようにして浄水器が必要なときだけ使うようにしました。普段の水やりとかに浄水器を使用したらもったいないですからね。
ホース内に水道水が残っていたら測定がおかしくなるので、しばらく捨て水をしてから測定しました。40秒ぐらい浸しましたが、左側のフェルトに変色は見られません。塩素を除去していますね。
これからは残留塩素や金属分などを気にすることなく、メダカの水換えやゾウリムシの培養、御神田の水の希釈などに使っていけます。
塩素(カルキ)の除去能力が100トン(100,000リットル)ですので、しばらくは残留塩素を確認する必要はなさそうですが、定期的にチェックしてみたいと思います。
塩素の試験をするならテトラの試験紙がオススメです。
コメント