皆さんはメダカのオヤツと呼ばれるミジンコウキクサを知っていますか?
浮き草の一種ですが、とても小さくメダカの口にも入るぐらいです。
数年前はわざわざショップで購入したぐらいなのですが、今では勝手に越冬して勝手に増えています。
今年は勝手に増えてもらうのと併せて自分でもミジンコウキクサを増やせないかと思い増殖実験をすることに。
この記事は、ミジンコウキクサの増殖実験の記録になります。
果たして増やせるのか?
結論:蓋のない発泡スチロールではミジンコウキクサが流れてしまい失敗する可能性が高いが、ガラス水槽などで放置しておけば勝手に増える
なぜミジンコウキクサを増やしたい?
ミジンコウキクサは、その名の通りミジンコのように1つ1つが小さな浮き草です。
メダカの口にも入るぐらいの大きさなので、メダカの飼育容器に入れるといつの間にか無くなっています。
メダカもサラダ感覚で食べてるのかも?
人間も食事はバランスが大事なようにメダカもバランスが大事ってことでミジンコウキクサを増やしたいんです。
ミジンコウキクサの増殖実験
設置場所は午前中だけ直射日光が当たる環境です。
増殖実験には次のものを用意しました。
- ミジンコウキクサ
- 発泡スチロール
- ハイポニカ
用意したもの解説
ミジンコウキクサ
これが無いとはじまりませんね。
うちの環境では毎年自然に越冬しているので、今年も越冬したミジンコ浮き草を使用します。
持っていない人はショップやオークションで手に入れてください。
発泡スチロール
去年はメダカの稚魚用に使っていた発泡スチロール。
水は5リットルは入るかもしれません。
ここに水道水を4リットル入れました。
ハイポニカ
大葉の水耕栽培用に購入していたハイポニカです。
水耕栽培に使うってことはミジンコ浮き草の栽培にも使えるのでは?って安易な気持ちで採用。
用意した水は4リットルなのでA液とB液を各8cc添加します。
ハイポニカはA液とB液を規定量混ぜる必要があります。
水耕栽培の場合は1リットルに2ccです。
懸念事項としては栄養分がミジンコウキクサに行く前にグリーンウォーターにならないか?ってことぐらいです。
増殖実験記録
4月26日
ハイポニカを混ぜた水にダイソーのプラスチックスプーン1杯分のミジンコ浮き草を入れました。
スプーン1杯分のミジンコ浮き草だと発泡スチロールの白さに負けて写真では上手く写りません…
上手く増えてくれるでしょうか?
天気予報では雨が降り続きそうだったので、スポンジ式の雨水対策をしました。
≫雨水対策≪の記事です。
さて・・・雨のあとですが
スポンジの効果によって雨水は溜まることなく流れています。
しかし、スポンジの部分を拡大すると・・・
スポンジにミジンコウキクサが付着しています。
雨水と一緒にスポンジを登ったのだと思いますが・・・毎回雨の日にこうなってしまったら増えることないですよね。
結局発泡スチロールにハイポニカを入れて増殖実験するよりも、例年通り放置しているガラス水槽の方が勝手に増えてきてるっていう事実・・・
45センチ水槽に蓋だけしています。中にはミジンコ、ラムズホーン、マツモが入っているだけです。
しかもミユキメダカの稚魚を育成するためにミジンコを入れる際に紛れ込んだミジンコウキクサが勝手に増えてるし・・・
まだ稚魚にはミジンコウキクサは大きいので食べられることはありません。
結論としては発泡スチロールとかに入れて栄養分も用意して過保護に増殖を目指すよりも・・・
変に人の手がかかるよりも自然に任せておいた方が良いってことですね。
ちなみに発泡スチロールはグリーンウォーターになって水面にも膜が張ってきたので撤去しました。
今後は例年通り水槽で勝手に増えるミジンコウキクサをメダカにあげようと思います。
6月20日には45センチ水槽の水面いっぱいにミジンコウキクサが増えました。
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