メダカの飼育するうえで、飼育容器の中に水草を入れている人が多いと思います。自分も入れています。
水草も種類が多いのですが、浮草ってなると、多くの人はホテイアオイを入れているんじゃないでしょうか?
今回はそんな多くの人が使っているホテイアオイよりもオススメするアマゾンフロッグピットを紹介します。
アマゾンフロッグピットをオススメする理由
アマゾンフロッグピットはホテイアオイと同じように水面に葉っぱを浮かせて根が水中に漂うタイプの水草になります。
水中に漂う根からたくさん養分を吸うことで成長するので水質の悪化を防ぐことにもなります。
レッドビーシュリンプのブリーダーさんもアマゾンフロッグピットを水槽に入れていたりもしますね。
同じタイプの水草なのになぜアマゾンフロッグピットを推すのかは、つぎのとおりです。
- 根が増えすぎない
- あまり大きくならない
- 簡単に増える
- 越冬が可能
根が増えすぎない
ホテイアオイを育てたことがある人は分かると思いますが、1つの株から紫色の根が大量に増えて伸びていきます。
その大量に伸びた根にメダカも卵を産んだりするのですが、あまりにも伸びるので、メダカの遊泳スペースも少なくなっていきます。
その点アマゾンフロッグピットならそこまで大量に根が増えることがないので、メダカの遊泳スペースがなくなることもないです。
ホテイアオイほど根が張ることはありませんが、メダカが卵を産み付けることに変わりはありません。
ホテイアオイは写真のように根がかなり増えていきます。
あまり大きくならない
ホテイアオイは1株がかなり大きくなります。うまく育つと直径が15cmぐらいになるのではないでしょうか?
その点アマゾンフロッグピットはそこまで大きくならないので、根に産み付けられた卵ごと別の容器に移すことも簡単です。
そのまま別の容器に移して、その容器でメダカが孵化したらアマゾンフロッグピットもそのままにしておくことで稚魚の飼育水が水質悪化になるのを防ぐことにもなります。
簡単に増える
ホテイアオイも簡単には増えますが、アマゾンフロッグピットもかなり強い植物なので、屋外の容器に浮かせておくと、あっという間に増殖して水面を覆うことになります。
あまりにも水面を覆うと水中に光が届かなくなるので、時々間引く必要がでてきますが、夏場だとその増殖が日除けの代わりにもなりますね。
水面を覆ったアマゾンフロッグピットです。
日除けなどのスダレやヨシズを用意しなくても直射日光で水温が上昇するのを防ぐ力があります。
越冬が可能
ホテイアオイはほとんどの人が毎年春先にホームセンターなどで購入しているのではないでしょうか?
自分も以前はそうしていました。
なぜならホテイアオイは普通に屋外に放置していたら越冬が難しいからです。
ですが、ホームセンターなどで購入したホテイアオイにはスネールと呼ばれる巻き貝が付着していることが多く招かれざる客が飼育容器の中に入ってしまう確率が高くなります。
アマゾンフロッグピットなら屋外で越冬が可能(山口県の環境です。)なので毎年購入しなくても良いですし、スネールの混入を毎年心配する必要がありません。
寒い地方でも屋内の窓際にプラケースなどに浮かべておくだけでも越冬が可能だと思いますよ。
アマゾンフロッグピットの注意点
ホテイアオイもアマゾンフロッグピットも同じことですが、両種とも外来種になります。
ホテイアオイも環境によっては越冬できるので、池や沼で増えて困っている場所もあります。
アマゾンフロッグピットも簡単にたくさん増えるし越冬も可能な植物なので、絶対に自分の飼育環境から外に出ないようにしましょう。
廃棄するときも近所の川や池に捨てるのではなく、ゴミとして廃棄しましょう。
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