2021年からはじめたアクアポニックスですが、当初設置した方法から同じ年に作成しなおし、2022年でさらに新しくしたので現在の設備状況を紹介します。
結構いまの状態は安定しているので、アクアポニックスをはじめてみようかなぁって思っているのなら参考になるかもしれません。
飼育している魚は錦鯉2匹です。
アクアポニックス2022
2022年7月のアクアポニックスは写真のようになっています。
飼育槽と栽培槽を上下2段にして飼育槽はジャンボタライで栽培槽はプラ舟です。
ジャンボタライには体長20センチの錦鯉が2匹泳ぎ、栽培槽では鉢植えに大葉とシシトウ、枝豆を植えている状況。
上部濾過としてプランターにウールマットとカキ殻、ボディタオル(擦るタオル)を入れています。
糞などの養分は植物に吸収してもらうとしても大きなゴミは濾さないと飼育水が濁ってきます。
プランターとプラ舟がシンデレラフィットしているので、落ちたり動いたりすることはありません。
簡易図だとこんな感じで、ポンプからプランターへは塩ビパイプ13とホースで、プラ舟からジャンボタライへは塩ビパイプ20を使用しています。
排水はサイフォンを活用
植物の根が常に水の中に浸かっていると根腐れを起こして枯れてしまうので、サイフォンを活用したシステムとなっています。
一定まで水が溜まると排水がはじまり
プラ舟の底ぐらいまで排水してサイフォンが停止
排水が終わるとまた一定の水位まで溜まるってシステムになっています。
サイフォンが働き排水しているときは結構な勢いで塩ビパイプから排水されていますよ。
最終的に完成したサイフォンシステム
通常のサイフォンだとバランス調整が難しく安定稼働はしませんでした。大体は排水が継続して貯水されない。
続いてベルサイフォンという方法を知ったので試してみると、通常のサイフォンよりも安定して稼働するものの設備が大きくなるのがネックとなりました。
図の右側に設置した空気流入口にゴミなどが詰まり稼働していないこともあったのです。
何か良い方法は無いものかと思案しているときに、ふと思い浮かんだのです。
通常のサイフォンもベルサイフォンも負圧となった容器の中に空気が流入することでサイフォンが停止するのであれば、うまいこと空気が流入できるように作れば良いのではないのか?ってことです。
結論に至り作成したのが、この穴あきのペットボトルのキャップとなります。
なんの代わり映えしないただのキャップですが、0.2ミリの穴を開けることで、サイフォンが稼働しているペットボトル内へ徐々に空気が入るようになります。
こんな単純なことですが、これにより負圧が解除されてサイフォンが停止します。
ペットボトルは適当にカットしているだけです。
吸水と排水の時間
プラ舟は20リットルサイズの物を使用していますが、サイフォン管がやや低めに取り付けてあることと鉢植えの体積分があるので、約10リットルしか入りません。
そういうことで水の動きを測定してみました。
上のプラ舟から排水開始して排水が止まるまでの時間は約80秒、排水停止から次の排水開始までの時間は約130秒でした。
まとめ
アクアポニックスっていうよりもサイフォンの紹介になりましたが、ペットボトルのキャップに小さい穴を開ける方法はかなり良いと思います。
約1年間稼働していますが、人為的に停止させない限りは停止したことはありません。
アクアポニックスのサイフォンをどうしようか迷っている人は作ってみるのをオススメします。
2023年のアクアポニックスにも、このサイフォンシステムを導入しました。
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