屋内でミナミヌマエビを飼育している水槽はGEXの「金魚元気 水きれいセットS」を使っています。
ミナミヌマエビはレッドビーシュリンプのようにそこまで水質にうるさくないので、水の循環用にコトブキの小型ポンプを入れていました。
ですが、稚エビも誕生してきたこともあり、フィルターの導入を考えたのですが、ただでさえ狭い水槽に投げ込み式フィルターは邪魔ですし、底面フィルターは今の環境をリセットしないといけないし、外掛けはちょっと…っていうことで上部フィルターを導入することに。
上部フィルターの構造自体は簡単なので、自作も可能ってことで自作することにしたのです。
ミナミヌマエビはポンプで循環させているだけの環境でも元気にツマツマしています。
上部フィルターの自作
上部フィルター工作準備
上部フィルターを自作するにあたって、上部フィルターの基礎である水を貯めることができる容器を100円ショップ(ダイソー)で探しました。
必要とされるのは蓋ができる長さ31センチ以上の容器!
水槽の横幅は31.4センチなのでその大きさに合うサイズの容器を探してみるも見当たらない…そんな都合よく有るわけもないのですがね。
ウロウロしているとサイズは目標には届かないものの蓋ができて濾材もたくさん入りそうな箱を発見しました。
自由自在 積み重ねボックス 大・深型
蓋は同じシリーズの自由自在 積み重ねトレー 大
上部フィルターの基礎となる容器は売っていますが、排水のためののパイプなどはダイソーには無いので、ホームセンターで塩ビ13用のエルボや継ぎ手を購入。
4個で171円
今回購入した物になります。
容器に送水するポンプやホースなどは今使用しているポンプや家にあった100円ショップのホースを使用します。長年アクア系の飼育しているとたまってきますよね?
完成したときのイメージはこんな感じかな?
上部フィルター作成
容器内に送られた水を下の水槽に排水するために、塩ビソケットを取り付けるのですが、まず穴を開けないといけません。
ソケットをピッタリ入れるには、まず20ミリのボアビットで穴を開けます。
綺麗に開孔できました。(実は穴を開ける位置を間違っているっていう・・・)
そのままでは穴が小さすぎてソケットが差し込めないので、リーマーを使用して拡張します。
現物合わせしながら微調整。
ハマりました。
パッキンにするかコーキングにするかで迷ったのですが、メンテしやすいようにパッキンにしてみました。(自分でゴム板を切って作成したのですが薄すぎて意味をなしていませんでした・・・)
完成後の水張り試験ではゴムパッキンが無くてもソケットがピッタリハマっていて漏水もなかったので問題ないでしょう。
残りのパーツと塩ビ管を接続したら上部フィルターの排水機構は完成です。
ゴテゴテした構造となっているので、図で説明しますね。
容器内に送られた水は塩ビ管の内径である水色のラインまで溜まります。
溜まった水は容器底面付近の吸入口から排水されていきます。(青色の矢印のイメージ)
なぜこのような構造にしているかと言うと、普通に配管を設置しても面白くないので、ちょっと違うことをしようと思ったからです。
この配管構造にすることで溜まった水は容器の上層ではなく下層から排水されることになり、多少でも水の淀みがなくなるようにという理由になります。
昔誰かに教えてもらったのですが誰か忘れました。
下図の場合だと容器内下層の水に流れができにくい。
エルボで曲げていますが、そのまま上向きでも同じことが言えるのではないでしょうか?
エアーを巻き込んで排水する能力は上向きも同じ感じになります。
左側の接続部をT字ソケットにして上部からエアーが入るおかけで、水がパイプ内を満たしてもサイフォンが働くことなく、さらに流れ落ちる際にエアーを巻き込みエアレーションの代わりにもなります。
水槽に設置してみた感じ
完成したので、水槽の上に設置してみました。
中の濾材は古い濾材をとっておいたのと新品が眠っていたので入れました。
通常の上部フィルターと違って今回の上部フィルターは物理ろ過は無い状態になります。
切断したホースが少し短かったので、ちょうど合うようなパーツを探して接続しています。
少し大きいような感じがするなぁって思っていたら、やはり家族からダサいって指摘があったので、後日作り直そうと思います。
格安で作れる分だけ見た目がねぇ…
後日作成する上部フィルターはタミヤのプラ板を使用して作成します。
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