こんにちは☆コリパンが好きな一砂です(@kazunabear)
コリドラスって知ってますか?アクアショップに行くとだいたい売ってる熱帯魚です。
知らなくてもアクア好きなら写真を見たら『あ~これがコリドラス』って分かると思うほどポピュラーな存在ですね。
うちの水槽でもコリドラスパンダって名前で流通しているコリドラスを飼っています。
この記事はそのコリドラスパンダの卵を高確率で孵化させる方法を紹介します。
他のコリドラスでも今回の方法をすると高確率で孵化させることができると思いますよ。
コリドラスって?
コリドラスがどんな熱帯魚か知らない人のために簡単に説明しますね。
住んでいる場所など
もともとは南米に暮らしているコリドラスですが、200年以上前からその存在が確認されています。
見た目とはイメージが違いますがナマズの仲間で、種類も160種類以上いると言われていますが、まだまだ新種が見つかるなどどれぐらいの種類がいるのかはっきり分かっていません。
他の熱帯魚と混泳できる
コリドラスは比較的温和でおとなしい種類が多いので、他の熱帯魚と一緒に飼えるのも魅力です。
アクアショップによっては水槽の掃除屋として売っていることもあるように雑食性で好き嫌いなく餌を食べてくれるので飼いやすい種類でもあります。
コリドラスの繁殖方法
繁殖させようと思ったらオスとメスがいないといけませんが、コリドラスの場合のオスとメスを見分ける方法はつぎのとおりです。
オス
- 体高が低い
- 腹ビレが三角に尖っている
メス
- 体高が高い
- 腹ビレがウチワのように丸い
1匹ずつ見るとわかりにくいので、数匹まとめてプラケースなどに採ってみて観察すると、違いがわかると思いますよ。
これは経験で覚えていくしかないですね。メダカみたいに簡単にわかれば良いんですけどね~
水温・水質
基本的には中性から弱酸性の水質がコリドラスにとって良い水質です。
水温は25℃前後で飼育します。ただし低い温度には強いのですが、高い温度には弱いので、夏場は注意が必要ですね。
コリドラスの繁殖には上記の環境が良いのですが、ずっと同じ環境よりも水換えなどして水が新しくなったり水温が変わったりしたときの方が産卵しているので、環境の変化など刺激があった方が卵を産むきっかけになっているのだと思います。
繁殖行動
コリドラスが水槽内で追いかけっこをはじめたら繁殖行動のはじまりかもしれません。
そのうち発情したオスがメスを追いかけて、メスがオスの肛門に口を近づけてTポジションと呼ばれる格好をとります。
写真は撮れていないのですが、オスにメスが垂直にくっついてアルファベットのTのような格好です。
Tポジションでオスから精子をもらったメスが卵を産卵して水槽内のガラスや水草などの好きな場所に卵を引っつけていきます。
卵を見つけたら早めに取りましょう。親コリドラスや他の熱帯魚に食べられてしまいます。
コリドラスが産卵したら
繁殖行動をして無事に産卵したら、卵を採るのですがたくさん産みつけられた卵には無精卵もあります。
無精卵をほっておくと水カビが発生して他の卵にもカビがうつるので、有精卵と無精卵に分けましょう。
写真の左側2個が有精卵で右の1個が無精卵です。
白身が固まったようになるので、見分けるのは簡単ですね。
それに無精卵は柔らかいので手で採ると潰れやすいです。
有精卵は手で触っても潰れないぐらい硬いので、手で採って大丈夫です。
卵をサテライトに入れる
これから紹介する方法はうちでコリドラスの卵を高確率で孵化させた方法になります。
用意する物はつぎの物です。
- サテライトなどの卵を隔離できる容器
- 水槽内に入れる小型水中ポンプ
- エアチューブ
- 3方コックなど
これだけになります。
最初は小型水中ポンプも使っていたのですが、最終的に使わなくなりました。外部フィルターじゃない人は必要になります。
サテライトもサイズがいろいろあって迷うかもしれません。迷っているなら可能な限り大きい物にしてください。コリドラスが孵化して成長するなかで、容器が広い方がその後の成長に影響している気がします。
サテライトの他にもいろいろ隔離ボックスなどが売っていますが、それらを試してみた結果サテライトが1番良かったです。
用意した物のセット方法
ショップで買ってきたもので新品でも、最初は流水で洗いましょう。
サテライトを説明書のとおり設置します。うちでは水量が2リットル入るLサイズのサテライトを使いました。
標準サイズの60センチ水槽の横側に設置すると、ちょうどよいサイズでしたので、60センチ水槽ならLサイズのサテライトが良いと思います。
[itemlink post_id=”905″]
サテライトの標準的な使い方は、エアーの力で水槽の水をサテライトに送るのですが、音がうるさいっていう問題があります。
そのため自分は、小型の水中ポンプからサテライトに水を送ることにしたのです。
小型水中ポンプを水槽内に設置するのですが、自分はコトブキ社のMINI BOX 120Nというポンプを使いました。水を循環させるためだけに利用するので値段も安いポンプにしています。
[itemlink post_id=”906″]
ポンプの吐水口を少し改造して、サテライトに水を送りやすくしてたので紹介しますね。
標準で付いてくる吐水口をグルーガンで塞ぎ、上面に穴を開けてエアチューブの接続パイプを繋げました。
こうすることで、エアチューブを通ってポンプからの水が確実にサテライトへ行くようになるわけです。
最初は吐水口にエアチューブを挿して使ってみたのですが、全部がエアチューブに送水されるわけではないので、抵抗の少ないエアチューブ以外の部分から水が出てしまって上手くいきませんでした。
しかし確実に送れるようになったら問題も出てきます。
MINI BOX 120Nは60ヘルツで毎分2リットル、50ヘルツで毎分1.8リットルの水を送る能力があるので、2リットルしかないサテライトにポンプから全部送水するとサテライト内が洗濯機状態になってしまいます。
そこで、ポンプとサテライトの間にコックをつけてサテライトに送水する水量を調整できるようにしました。
水中ポンプを大きい物や性能が良い物にすると調整が難しくなるので、今回紹介している水中ポンプがちょうど良いと思います。
エアチューブを売っているコーナーに良い物が売ってます。
青いパーツをチューブの間に設置することで、水流の調整ができるようになります。
使い方は、青いパーツと黒いコックをチューブで繋いで、コックから水槽に水を戻します。
水槽に戻す水量を調節することで、結果的にサテライトに送られる水量を調整することができるのです。
サテライトにポンプから送水するシステムを完成させたら、あとはコリドラスの卵をサテライトに入れるだけです。
サテライト内には砂など必要のない物は入れないようにしてください。
自分が最終的にたどりついたのは、MINI BOX 120Nに付属していたシャワーパイプが、エーハイムの12/16ミリホースにピッタリ接続でき、しかもシャワーパイプにエアチューブが繋げられたので、外部フィルターで濾過された水を直接サテライトに送るようにしました。
エアチューブを取り付けた感じはこうなります。
純正のパイプはL字に曲がっているので、自分は切断してエアチューブの固定用に加工しました。
サテライト内でコロコロと卵が水流で転がるかもしれませんが、問題ないので孵化まで待ちましょう。
数日すると卵の中に小さいコリドラスの姿を確認できるようになってくるので孵化はもうすぐです。
おわりに
最初メダカと同じようにロックグラスに卵を入れて孵化まで管理していたのですが、どうしても上手くいかず、メダカの浮くネット内にダメ元でコリドラスの卵を入れていたら孵化しました。
そこからコリドラスの卵を孵化させるためには新鮮な水と水流が必要なのではないかと思い今回のサテライトとポンプまたはシャワーパイプから水を送る方法を考えついたのです。
今回の方法をすることによって、それまで失敗が続いていたコリドラスの卵を孵化させることが高確率で成功するようになり、いまではコリドラスの卵を採るのを自粛しないといけないほど増やすことができたのです。
他にもコリドラスの卵を孵化させる方法はあるかもしれませんが、自分は今後もサテライト送水システムでやっていきます。
みなさんもコリドラスの孵化に悩んでいたら、1度やってみてはどうでしょうか?
[itemlink post_id=”905″]
[itemlink post_id=”906″]
孵化したコリドラスの育て方はまた別の記事に書きますね。
コメント